hkoba blog

プログラマーです。プログラミング言語ミーハーです。よろしくどうぞ(能代口調)

(IT)技術者がまともに尊敬される世の中に変わるために、何が必要か…久野先生との対話と反論

久野先生と、以下のような対話が有りました。(直接の面識があるわけではありません、念のため。 先生の著作 は好きですよ、ふふふ…)

私の反論が長くなりそうだったので、一旦こちらにまとめてみます。

私の考え

IT 技術者 以外 の、世の中の普通の人たちにも、プログラミングや情報科学の知識を広めることが、 世の中を良くするだろうこと は、勿論私も同意です。

『技術なんか知らん、金さえ払えば良いんだろ?』という(ビジネス側の)人間を、教育によって、生まれる前に消し去りたい…その気持ちも分かります。

ただ、IT 土方と呼ばれるような 奴隷っぽい扱い を本当に無くしたいなら、 最も大事なことは、 IT技術者側が、皆揃って、理不尽な扱いに抗い、拒否すること ではないか、 と私は考えるのです。そうして IT技術者を雑に扱う企業が淘汰されていく社会 を作っていく方が、 もっと直接的で効果的なのではないか、と。

そして、そのために鍵となるのは、

  1. IT 技術者も、非技術側の人間に頼らずにビジネス社会を生き延びられるだけの、複式簿記など商いの知識と、 お金の関わる交渉事をこなす胆力を身につけること

  2. IT 技術者自身が、起業したり社長になって、 IT技術者を大事にする企業を作り、 技術者が幸せになれる商取引の形を交渉して勝ち取っていくこと(ex. 「納品のない受託開発」、フリーランスな私の場合 - hkoba blog)、 技術者を使い捨てる会社を淘汰するべく戦うこと…

ではないか、そう私は考えています。

『技術の価値を知ってもらえれば、扱いが変わる』?

他人が自分たちをどう扱うかは、結局の所、他人の自由意思ですので…

『世の中の IT 知識の底上げ』は、勿論大事なのですが、 知識はあくまで中立な力でしかないので、 それをパワー・ハラスメントの道具に使う人間だって出るでしょう。

もっと言えば、 技術しか興味のない人間 (人間社会とガチンコで対峙し日銭を稼いで生き抜くことから、逃げた人間)は、 ビジネス層にとって、尊敬できる存在ではない、ように、私は想像します。むしろ、 カモにしても心の傷まない くらいの存在ではないかと。

そんなわけで、繰り返しになりますが、 もしゴールを『(IT)技術者がまともに尊敬される世の中』と設定するなら、 もっと直接的に『IT技術者を尊敬しない、大事にしない企業から、 技術者がどんどん流出して、淘汰されていく社会』を 志向した方が効果的ではないか?。

つまり、IT技術者自身が、理不尽な仕事を突っ込まれた時に、 ちゃんと No を言えること、 Win-Win or No-Deal を実践できること…

それが大事なんじゃないかな〜、と思っています。